こうすけの呟き

想いは言葉に。

瞬きのうちに

天気が良くなって
誰かの孵化する音を聴いてたら
君を護り抜けばよかったと声がした

 

同じ涙を流したふたりが
離れた訳はなぜ

 

奇跡はありふれて ある
あの形は どこにも ない

 

後悔を翼に変え 羽ばたいていく
運命はひとりじゃない

 

そうぼやきながら
まだ僕は夢の中

好き_130906

好き

 

好き、ってことさえ頭で考えた
好き、を増やしたくて
好き、が見えなくて

 

何十面相か分からないこの仮面は
いつしか心を餌に輝いた

 

時を重ねて積もった思い出が
わたしを揺さぶる

 

言葉を捨てて

背伸びしないで

演じずに


あなたを見つめられるだろうか

 

そんな帰り道

 

あなたに

逢える時を

 

待ってる

夕焼け色の空

息も凍るほどの静けさに

陽気さを散りばめる

 

味気がないガムを

素早く取り替えるように

 

信じるとか

利があるか

とかより

 

子供じみた無邪気さで

また逢おう

 

どこまでも灰色の空を

夕焼け色に染めよう

 

ただ

あの頃のように

 

待ち遠しく

 

明日を

あなたを

 

求めるように

出逢えるまで

限りがあること

居なくなること

 

それに

脅えて

立ちつくすこと 

 

話してみたり

黙ってみたり

歩いてみたり

歌ってみたりすること

 

大事な勘所に

分け合える誰かを

 

祈りにも似た

諦めと期待を 

 

真っ暗闇の空の向こう

じゃなく

 

囁き声が聴こえる距離に

 

静かすぎる心の深くに

共に佇める誰かと

 

出逢えるまで