こうすけの呟き

想いは言葉に。

漂う白

もうやだよ 上手に築けないなら 意味がない このまま向かう明日は 汚れたページのままで 漂う白を掴めない いっそめくられた葉々を 引きちぎって 捨てちまうがいい 同じ場所でつまずいたまま 傷つけ傷つき 悲しみを連ねるだけならば

隣にいられなくても

内に向かって 尖らせた 外に向かえない時間 内なる声を聴いた 目を背けたくなる記憶に分け入って 身近なあの人の 自分の 中に光を探した あるのは知っていた それが出せなくなってるだけだってこと解っていた 隣に居られなくても 想えば 願えば 祈れば 届く…

なけなしの一雫

いつまでも寝ていたい これからいいことがなくてもいいから もう傷つきたくない これ以上こわい思いはしたくない 涙は涸れることを知らずに 恐怖は離れることはないと それでも 憧れや理想が頭をよぎる 向こう側の景色を感じてみたくて 茫然と 空を見やる だ…

あなたはあなたを、わたしはわたしを。

あんたもわたしも紙一重 比べて落ち込むほど 違いやしない そしてきっと それぞれの目的や設定は違う だから、 比べて得意になるのも 検討外れ あなたはあなたを わたしはわたしを 乗りこなすだけ イトウコウスケ。(オリジナル)限定公開https://youtu.be/yPc…

その熱を

こんなにも空虚なままで いつまで どこまで 下から上を茫然と見上げ 微かな残響を鳴らせど もとの木阿弥 顔で笑い やわらかな言葉を 呟いてみる 目の前の誰かはのっぺらぼう 昔の偉人の情熱を頼りに 人波に飛び込んで 冷えた体で泳ぐには遠い せめて 無様で…

創作

測り知れない 悠久の時の中 測り知れない 彼らの歴史の中 分かり合うことはない 生き様の中 憧れを伏せた 暮らしの中 ボクは 言葉を紡いだんだ 好きな 音を選んだんだ キミと 糸を編んだんだ イトウコウスケ。/LIVE切り抜き https://youtu.be/8r3krxYMYNU?s…

巡り

春はどこか幻想的で、昔も未来も今も、全てがここに同時にあることを思わせる。 桜の花は華々しく咲き誇り、鮮やかに散り、潔く緑に明け渡し、 そしてまた巡り、 咲くときに、咲く。 境目は、あるようでない。 すべてを内包しながら、様変わりして、調和を添…

ただいま

考えていた。 のか、 感じていた、のか。 感覚を研ぎ澄ませ、心を静かにする。 美しい波動を受けていることに神経を集中させる。 加速していた時の流れを緩めるかのように、 もっと味わいながら今に在れるように 世界に触れていく。 きっと長年、いや、 産ま…

運命の人

それは 無数につながる 縁の糸 袖触れ合うも 一目すれ違うも 長く扉をたたくも アレもコレもを遂げるには あまりに短い人の一生 手を伸ばし抱き寄せるも 胸の内にそっと祈るも 付かず離れず接するも 運命よ そして 運命の人よ 私はあなたに この身を捧げよう…

たんたんと

オギャーと産まれ スーッと息を止めるまで たんたんと たまに アワアワ ときに ウキウキ しみじみと 産まれた奇跡から 帰っていく軌跡の間で

線香花火

甘い痺れがやってきて 体の自由を奪うから 感覚だけ踊らせて 抗うことをやめてみた びりっビリビリびり! 気のせいだって すべては気のせいだって 肩を叩いて 伝えに来てくれたみたいだ ひとときの価値観や 正義やトレンドは きらびやかな飛沫(しぶき)を上げ…

その黒は うるしを塗ったようにつややくために 夜を貪った 何億光年 はるか 祈りは 忘れた頃に しかし 亀のあゆみのように確実に 刻まれる

命の使い方

もしも創造主 神様がいるとして 彼のする所作に 間違いがないとするなら 私はもう あらゆるすべてに感謝しよう いつか天に帰るその時まで 私なりの優しさを込めた熱で いとしく あなたを抱きしめよう 私がそばにいながら あなたは寂しがってやしないかい 命…

心の向くほうへ

形あるものとしては 限りがあるってことを 思い知るたび 何をしたいか 何をするべきか 何をしないべきかを 思う 時は金なり 時は命なり 漫然と漠然と流すには もったいなく 悠久でもない なりふり構わず 振り乱して求めて 叫んで 失くしてきた人たち うだる…

happy birthday

とても後悔している 君をなくしたこと もうひとつの命を掬えなかったこと あの日々のボクとは違う 新しい姿を見てくれないか やっと取り戻したんだ いないよ 君以上なんてどこにも どうかチャンスをくれないか もう一度だけ このまま終わりたくないんだ

ファジートリム  

目に映る景色を何色に染めよう 感じ入る情景を誰と味わおう 沁みる後悔 にじんだままの不安 捨てきれない憧れ 残された時間 命 意識 きれいごと ホントウのこと 守るためのウソ 覆いかぶさるソラ 遠く深くに沈めた 叶うべき「ささやか」 永遠なんて 大げさじ…

コロアイ

適切な応対が反応が 血に溶けて つながれて そうだったら、 遠回りな苦労や すり抜ける憧れに 胸を傷めずにすむのかな 見当外れの衝動が 軋みの数だけ 土壌を耕して いつかの誰かの クッションになるように 変わりゆく風向きを味方に わたしを忘れるまで あ…

とある、6月8日、都内某所にて

緊急事態でも、変わり映えのしない日常でも、その時々の醍醐味を味わうのみ。 当たり前じゃない毎日の中、 誰もがひとりで背負うしかない孤独を抱えながら、 それでもボクらは手を伸ばし、共に感じ、震えて、満ちていけるのかい? 後悔の数、悲しみの跡、や…

突然の雨

自分でさえ 忘れていたかのような ささいで遠い憧れが 不意に夢に訪れて 泣きながら 目を覚ます そして そんなことを 忘れるかのように 現実に また 呼吸をする 絵に描いた通りの 形じゃなくても 秘めた想いが 同じニュアンスを はらんでいるなら それでいい…

ピュア

誰かの笑顔が幸せが 不意に誰かを 傷つけることだってある 誰かの涙が悲しみが 期せずして 誰かの癒しになることもある そのままで誰かが そのままで誰かに 回帰/イトウコウスケ。 https://youtu.be/hII6DyVTbwM

命に宿るもの

流れに乗るのは いいだろう 流れに飲み込まれてみるのも 一興だろう 逆らい難いエネルギーに 諦め半分 屈服するのは なんだか心地いい この短い奇跡の中で ボクらは何をしてみよう 自然のハーモニー 人の愛憎の渦 猛る本能のしぶき 何を覚えても 思い出せな…

目指す場所

夢見てるだけの夢想家でもない 現実だけにうなずけるほど 物分かりがいいわけでもない 君ばかりが悪いわけじゃない 僕にしたってそうよ どっちつかずになりたいんじゃない どっちにも寄りながら 喜びたいだけさ 喜んでほしいだけさ 限りなく近い場所で【Inst…

ボクだけの部屋

何も言わないから きっと 感じてるだろうに 尋ねたいだろうに まるで ないかのように あなたは何も言わないから 自然に そばに居てくれるから ボクは 打ち明けたくなる 口をつぐんでいる間に 人知れず流れが変わって 話す必要もない時がくればいい 誰も浮か…

無数の虹

おもむろに目をやれば そこには 増えていく想い出 明日に架ける虹 後戻りしたそうに 振り返ると 瞬間に切り替わりながら 余韻を積もらせて 光の中にボクを急かす まだ ここにいたい そんな粒の集まりが 明日へ 昨日を届けていく 破片だらけの無数の日々が わ…

PINK★HEART

計算して作られた素晴らしさに 目を奪われて 勝ち負けの行く末に 目を細めた 演じて着飾ったあなたも 昔から変わりのないあなたも わたしは根こそぎいとおしい 本当にほしいものが 手に入りますように 目指す道の途中に 闘いの最中に 舞台の幕間に 欲しいも…

願いの行方

おそらくはそれはもう 叶うことのない夢 憧れがそのままの形で 眠りの間に訪れて それが幻だと気づくまで 現実の在り処を しばしボクは見失う このまま続けた先に あなたがいないなら いったいなんのために 明日は見えない 可能性はゼロじゃない いつしか目…

透明

声に出して言わなくても 思っていれば同じこと 芽生える波長がつかまえる 初動で感じるもの それは偽りなきわたし 見渡せば たしなんだ数だけ生えた苔 失ったものなんてない 雑多な景色に埋もれて 息苦しいなら深呼吸 歴史をかき分けて また見つけるだけ い…

Laugh the world-世界を笑えー

わくわくを取り戻すなんて 夢のまた夢なのかい いつから忘れちまったんだい 比べて負けた時からか 誰かに虐げられた時からか 自分を裏切り続けた結果か しあわせそうに愛し合う誰かと どこまでもさびしくヒトリのあなた そんなにあいつとあんたは違うのかい …

前を向く理由

いつからか なくて当然と思ってた いつかはあった 繋がり 胸の嵐とは裏腹に 追い風が吹けば 蘇えるほどに 欲しがりになっていく 揺れ 変わる ヒトには 理由が必要なのさ 繋がりたいんだ 大事な時間を共にするための 輝きをまといたいんだ 前を向く訳 前向き…

その瞬間につき

その瞬間 言葉なんてないよ 感覚が 反応しているだけ ただ、ただ、 感じているだけ ないんだ その瞬間には とても 追いつかないんだ いつだって 後づけなんだ でも、 触れると安心するんだ 形で見えると落ち着くんだ 無駄とは思わずに 手遅れとは思わずに 言…