思い出していく感覚
新しく知ったんじゃない
遠い昔から、
ボクで在る、
はるか遥か前から
継いで 繋いできた
記憶、決意
はぐれそうになった時間に
紛れただけ
たまに埋もれて、
守ってただけ
すべてはこれでよかったなんて悟るには
広大すぎる 時のサナカ
終わりも始まりも
決めなくてもいいような 時のカナタ
大事にして
粗末にもして
大いに悔やんで
芯から打ち震えて
繰り返しながら
きっと、そばにある
うれしい何かに
気 付いていくんだ
自分の存在で
誰がが喜んでくれること、
喜べるようになるんだ
だから、
大丈夫なんだ
きっと、
大丈夫なんだ。
『adult-children』/イトウコウスケ。