まっすぐ目を見ること
避けるようになったのは
いつからだろう
居づらくて
呼吸をふさぐように
存在を消すように
背中を丸めだしたのは
いつからだろう
着信やインターフォンや
メールや呼びかけに怯え
世界を遮断しだしたのは
いつの頃からだっただろう
鍵穴をまわす鍵を
ポケットに隠し持ったまま
旅を始める
あの小部屋で
あの小部屋から
『adult-children』/イトウコウスケ。
何を話したいわけでもない
声を出すのもおっくうだ
ただ近くで過ごしてくれたらいい
好意をひそめ
少し心を配りながら
あいづちひとつ程度の脱力で
気負わず転がるふたつの光
『回帰』/イトウコウスケ。
昨日の集まりには
世界一周した人がザラにいた
しかも自転車やバックパッカーで
有意義な時間だった
色を加えてもらった
風を感じさせてもらった
旅を思い出させてもらった
ありがとう。
ひとつの命が
ひたむきにひた走る時の輝きは
まばゆいばかり
それは、
世界一周のチャリダーでも
主婦でも学生でも
方法、立場、環境は関係なく
誰だって、そうだろう
オレはオレのペースで
できること拡げて
誰かに、何かに、
アプローチしていくよ
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