こうすけの呟き

想いは言葉に。

節目

体を硬直させて

息をグッと止めて

 

入らせないように

寄せつけないように

弾き返すように

 

かつて

 

無理やり侵された

自分の領域を守るため

もう みだらに侵されないために

 

頑なに

 

怖い思いは

痛いことは

もう ごめんなのと

 

懇願するように

 

 

成長とか

調和とか

愛するとか

 

今は

 

聞かないでもいい?

 

 

節目にきっと

 

自分から尋ねに行くから

 

 

脱力して

深く息を吸って

 

招き入れるように

迎えにいくように

温かい笑顔でハグするように

 

 

 

『呼吸』/イトウコウスケ。

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あの小部屋で

まっすぐ目を見ること

避けるようになったのは

いつからだろう

 

 

居づらくて

呼吸をふさぐように

 

存在を消すように

 

背中を丸めだしたのは

いつからだろう

 

 

着信やインターフォン

メールや呼びかけに怯え

 

世界を遮断しだしたのは

いつの頃からだっただろう

 

 

鍵穴をまわす鍵を

ポケットに隠し持ったまま

 

旅を始める

 

あの小部屋で

 

 

あの小部屋から

 

 

 

『adult-children』/イトウコウスケ。

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存在と感覚

ふと眠りに落ちていく

 

瞬間の境目を

 

ボクは知らない

 

 

次、目が覚める連続でのこれまでと

 

次、目が覚めないいつかのそれは

 

何が違うのかな

 

 

見慣れた輪郭よ

 

嗅ぎ慣れた匂いよ

 

接してきた存在感よ

 

 

その感覚

 

 

どこかで

 

どこかに

 

 

いつまでも

 

 

 

『永遠』/イトウコウスケ。

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サトリ

体が透けるようなここちよさ

 

風になり

 

溶けていく

 

 

そこは分け隔てがないままに

 

違いを喜べる世界

 

 

すべてが消えずに在ると解る

 

安易な言葉だけど

 

しあわせ

 

 

マーブル模様のような

 

複雑に織り合ってきた出来事を

 

飲み込める潔さ

 

 

言葉も音楽も必要ない

 

自然の歌を聴く

 

 

 

体があるうちにやっておけることを

 

やっておこう

 

 

不完全だけど完全な

 

世界に日常に

 

感謝しながら

あいづちひとつ程度の脱力で

何を話したいわけでもない

 

声を出すのもおっくうだ

 

 

ただ近くで過ごしてくれたらいい

 

好意をひそめ 

 

少し心を配りながら

 

 

あいづちひとつ程度の脱力で

 

気負わず転がるふたつの光

 

 

 

『回帰』/イトウコウスケ。

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醍醐味

嘘じゃなく

込み上げる熱がある

 

共に震えたいと

ほとばしる情熱がある

 

 

重ねた日々は

裏切らないと解る

 

「本当」でしか

届かないと直感できる

 

自分の頭で手で足で

鼻で耳で六感で飛び込んだものが

 

「いかんともしがたい何か」を

動かしていく気がする

 

 

代わりはない

自分がすることでのみ

 

自分が変化していく

 

 

それが

 

醍醐味だろ?

 

 

 

永遠【Full】/イトウコウスケ。 - YouTube