春はどこか幻想的で、
昔も未来も今も、
全てがここに同時にあることを思わせる。
桜の花は華々しく咲き誇り、
鮮やかに散り、
潔く緑に明け渡し、
そしてまた巡り、
咲くときに、咲く。
境目は、あるようでない。
すべてを内包しながら、
様変わりして、
調和を添えてる。
あっち側とこっち側が
あるわけじゃないんだろう。
地球が丸い意味も、
諍いが無用なことを諭しているんだろう。
それでも、貴方の声が聴きたい。
あの姿で、あの微笑みで、
また逢えることを、
どこかでずっと、願ってる。