膨大な時に
絆に
感情に
むせびかえっては
求め続けるんだ
ひとりきりを望むことは
したくないんだ
歌や詩をいいわけにしないで
話そうと思うんだ
でも
歌にも頼ろうと思うんだ
それを
許してほしいんだ
掬いきれないで
ひび割れてしまう何かに
染みるような
温度で
さすりたいと願うんだ
感じること
自分なりに
できると思ってるんだ
少しでも
なにか
少しでも
優しいなにか
を。
『コミック』